アービトラージとは?
あーびとらーじ
アービトラージとは、同一または等価の資産の価格差を利用して、リスクなしに利益を得ようとする取引手法です。
アービトラージ(arbitrage)とは、異なる市場や取引所において同一または等価の資産に価格差(裁定機会)が生じたとき、安い方で買い・高い方で売ることで、理論上リスクなしに利益を確定する取引戦略のことです。日本語では裁定取引(さいていとりひき)とも呼ばれます。
アービトラージが成立する主な場面としては以下が挙げられます。
- 地理的裁定:同じ株や商品が異なる証券取引所で異なる価格で取引されているケース
- 通貨裁定:複数の通貨ペアの為替レート間に矛盾が生じたときに利用する三角裁定など
- 先物裁定:現物価格と先物価格の理論値との乖離を利用する
- 合併裁定:企業買収・合併が発表された際の株価差を狙うリスク裁定
効率的な市場では情報が即座に価格に反映されるため、アービトラージの機会は極めて短時間しか存在しません。現代では高速取引(HFT)アルゴリズムが瞬時に価格差を検出・解消するため、個人投資家が純粋なリスクフリー裁定を行うことは非常に困難です。
経済学的には、アービトラージの動きそのものが価格差を縮小させ、市場の効率性を高める機能を持つとされています。広義では、価格差・規制差・税制差などを活用した利益追求行動全般を指すこともあります。
使い方・例文
A取引所でビットコインが100万円、B取引所で101万円で売られているとき、Aで購入しBで売ることで差額を確定させる取引がアービトラージの典型例です。
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