アルバン・ベルグとは?
あるばんべるぐ
アルバン・ベルグとは、オーストリアの作曲家で、シェーンベルクに師事し十二音技法を取り入れながらも人間的な表現を失わなかった新ウィーン楽派の重要な一人です。
アルバン・ベルク(Alban Berg、1885〜1935年)は、20世紀前半のオーストリアを代表する作曲家です。ウィーン生まれで、アルノルト・シェーンベルクに師事し、十二音技法(十二音列作曲法)を中心とした無調音楽の世界を開拓した新ウィーン楽派の一員となりました。
ベルクの音楽的特徴は、厳格な十二音技法を採用しながらも、後期ロマン主義の叙情性や感情表現を手放さなかった点にあります。アントン・ウェーベルンとともにシェーンベルクの高弟とされますが、ウェーベルンが簡潔で抽象的な表現を追求したのとは対照的に、ベルクはより豊かで感情的な音楽語法を維持しました。
代表作としては次のものが挙げられます。
- 歌劇『ヴォツェック』(1925年初演):社会の底辺に生きる兵士の悲劇を描いた現代オペラの傑作
- 歌劇『ルル』(未完成・死後に補完):表現主義的な女性像を描いた問題作
- ヴァイオリン協奏曲(1935年):「ある天使の思い出のために」と副題が付された感動的な作品
- 叙情組曲(弦楽四重奏のための)
1935年、虫刺されによる敗血症で50歳の若さで急逝しました。ベルクの作品は難解とされる現代音楽の中でも聴衆に訴える力が強く、現在も世界中のコンサートホールで演奏され続けています。
使い方・例文
「アルバン・ベルグの歌劇『ヴォツェック』は、現代オペラの名作として今日でも主要なオペラハウスで上演されています。」
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