アナバプテストとは?
あなばぷてすと
アナバプテストとは、16世紀の宗教改革期にヨーロッパで生まれた急進的なキリスト教運動で、幼児洗礼を否定し成人洗礼を主張した人々です。
アナバプテスト(Anabaptist)とは、16世紀の宗教改革期にスイスやドイツなどのヨーロッパで起こった急進的なキリスト教改革運動の担い手、およびその運動そのものを指します。「アナバプテスト」とはギリシャ語・ラテン語で「再洗礼派」を意味し、幼児のときに受けた洗礼を無効と見なし、信仰を自覚した成人になってから洗礼を受け直す(再洗礼)ことを主張したことからこの名が付けられました。
アナバプテスト運動は1520年代にチューリヒで始まり、コンラート・グレーベルやフェリックス・マンツらが指導者となりました。彼らはルターやツヴィングリの改革が不十分であると考え、より根本的な信仰と教会のあり方を追求しました。
アナバプテストの主な特徴は以下のとおりです。
- 成人(信仰者)洗礼:洗礼は自ら信仰を告白した者が受けるべきものとする
- 政教分離:国家権力と教会を明確に切り離し、世俗への不関与を主張
- 非暴力・平和主義:武器の携帯や戦争への参加を拒否する者が多かった
- 共同体的信仰生活:信仰者による自発的な教会共同体を形成した
アナバプテストは当時のカトリックとプロテスタント双方から異端視され、激しい迫害を受けました。現代のメノナイトやアーミッシュはアナバプテストの流れを汲む宗派です。
使い方・例文
アナバプテストの流れを汲むアーミッシュは、現在もアメリカなどで独自の共同体生活と信仰を守り続けており、その根底にはアナバプテストの思想があります。
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