Tシャツとは?名前の由来・歴史・素材からプリントTシャツ文化まで解説
公開 2026年7月27日
Tシャツとは
Tシャツとは、平らに広げたときにアルファベットの「T」の字に見える形をした、襟(カラー)のない半袖シャツのことです。胴体部分と左右の袖が一体で裁断・縫製されており、縫い目が少なくシンプルな構造が特徴です。フォーマルな場面では着用されにくいものの、カジュアルウェアとして世界中で最も広く愛用される衣服のひとつとなっています。
名前の由来
「Tシャツ」という名称は、衣服を平らに広げたときの輪郭がアルファベットの大文字「T」に似ていることに由来しています。英語では「T-shirt」と表記し、日本語では「Tシャツ」と呼ぶのが一般的です。この呼称は20世紀初頭に英語圏で定着しました。
素材と歴史——下着から普段着へ
Tシャツの起源は19世紀後半から20世紀初頭にさかのぼります。もともとアメリカ海軍が制服の下に着用する肌着(アンダーウェア)として採用したことが普及のきっかけとされています。素材はおもに綿(コットン)で、吸湿性・通気性に優れ肌触りが良い点が好まれました。
第二次世界大戦後、復員兵が下着として支給されたTシャツをそのまま外着として着用するようになり、一般市民にも普段着として広まりました。1950年代にはマーロン・ブランドやジェームズ・ディーンといった映画スターがスクリーン上でTシャツ姿を披露したことで、若者文化を象徴するファッションとして一気に定着しました。現在では綿のほか、ポリエステルや綿とポリエステルの混紡素材なども広く使われ、速乾性・伸縮性・形状安定性に優れたものも多く流通しています。
プリントTシャツの文化
1960〜70年代に入ると、Tシャツの表面に文字やイラストをプリントする技術が普及し、「プリントTシャツ」が文化・政治・音楽と結びついた自己表現の手段として広がりました。バンドのツアーグッズやスローガンを印刷したTシャツは、着る人のアイデンティティや主張を示すメディアとして機能するようになりました。今日では企業のノベルティ、スポーツチームのユニフォーム、アーティストのグッズなど、あらゆる場面でプリントTシャツが活用されており、シルクスクリーン印刷やデジタル転写など多彩な印刷技術が発展しています。