金沢市とは?加賀百万石の歴史と文化が薫る石川県の県庁所在地
公開 2026年7月15日
金沢市とは
金沢市(かなざわし)は、石川県の県庁所在地であり、北陸地方最大の都市です。日本海に面した石川県のほぼ中央部に位置し、人口は約46万人(2024年時点)を数えます。江戸時代には加賀藩前田家の城下町として栄え、「加賀百万石」の呼び名で広く知られてきました。第二次世界大戦の空襲をほとんど受けなかったため、歴史的な町並みや建造物が今日まで多く残されています。
兼六園と金沢城
金沢市を代表する観光地として、まず挙げられるのが兼六園です。江戸時代に加賀藩の歴代藩主が造営した庭園で、水戸の偕楽園・岡山の後楽園とともに「日本三名園」の一つに数えられています。四季折々の美しさで知られ、特に冬の雪吊りは金沢を象徴する風景として有名です。隣接する金沢城は、前田家の居城として築かれた城郭で、現在は金沢城公園として整備・開放されています。
加賀百万石の歴史
金沢の繁栄を支えたのは、江戸幕府に次ぐ大藩と称された加賀藩です。前田家は加賀・能登・越中の三国を治め、その石高は約百万石に達しました。藩主たちは学問・芸術・工芸を積極的に奨励したため、城下町金沢には高い文化水準が育まれました。幕末まで続いたこの文化的土壌が、現在の金沢の個性ある都市景観や工芸の質の高さに直結しています。
伝統工芸と文化
金沢は金箔の生産で全国トップシェアを誇り、日本で生産される金箔の99%以上が金沢産とも言われています。また、鮮やかな染め物の加賀友禅、色絵磁器の九谷焼(石川県南部産)、漆器の輪島塗(石川県奥能登産)なども石川県を代表する伝統工芸として世界的に知られています。近代的なアートを展示する金沢21世紀美術館も人気を集め、伝統と現代が共存する都市として多くの観光客が訪れます。
アクセスと見どころ
2015年には北陸新幹線が金沢まで延伸し、東京から約2時間半でアクセスできるようになりました。ひがし茶屋街・にし茶屋街・主計町茶屋街といった茶屋文化が残る風情ある街並みや、新鮮な海の幸が揃う近江町市場など、訪れる人を飽きさせない魅力が詰まっています。