ドラフトフェーズとは?MOBA試合前のBANとPICKを解説
公開 2026年8月17日
ドラフトフェーズとは何か
ドラフトフェーズ(Draft Phase)とは、League of LegendsやDota 2などのMOBAタイトルにおいて、試合開始前に両チームが交互にキャラクター(チャンピオンやヒーローと呼ばれる)をBAN(禁止)またはPICK(選択)していく一連の手続きを指します。実際の対戦が始まる前段階でありながら、試合の勝敗を大きく左右する重要な工程として位置づけられています。
BANとPICKの仕組み
ドラフトフェーズは、一般的にBANフェーズとPICKフェーズに分かれています。BANフェーズでは、相手チームに使わせたくない強力なキャラクターや、対策が難しいキャラクターをあらかじめ封じます。続くPICKフェーズでは、相手の編成や自チームの戦術を考慮しながら、実際に試合で使用するキャラクターを一体ずつ選んでいきます。
- BAN:相手に使われたくないキャラクターを禁止する
- PICK:自チームの戦術に合ったキャラクターを選択する
- カウンターピック:相手の選択を見てから有利なキャラクターを選ぶ
戦略性とプロシーンでの重要性
ドラフトフェーズでは、単に強いキャラクターを選ぶだけでなく、相手チームの過去の戦績や得意なキャラクターの傾向を分析したうえで、駆け引きを行うことが求められます。プロシーンでは、監督やコーチがドラフトの采配を担当することも多く、ドラフトの巧拙がそのまま試合結果に直結するといわれるほど重視されています。
観戦時の楽しみ方
大会中継では、ドラフトフェーズの様子そのものが解説者による分析対象となり、視聴者にとっても見どころのひとつです。どのキャラクターが禁止され、どのような編成が組まれるかを追いかけることで、試合が始まる前からチームの狙いを読み解く楽しみが生まれます。
ドラフトフェーズの難しさ
ドラフトフェーズは限られた時間の中で判断を下さなければならないため、チーム内での意思統一も欠かせません。誰がどのキャラクターを担当するのか、対策としてどこまで柔軟に対応できるのかといった準備を、日々の練習を通じて積み重ねているチームほど、ドラフトフェーズを有利に進められる傾向があります。試合そのものを分析するだけでなく、対戦相手のドラフト傾向を事前に研究しておくことも、プロチームにとって欠かせない準備の一環になっています。
アマチュアシーンでの位置づけ
プロシーンだけでなく、一般プレイヤー同士のランクマッチにおいても、簡易的なドラフトフェーズが導入されているタイトルは少なくありません。友人同士のカジュアルな対戦とは異なり、キャラクターの相性や禁止を意識した駆け引きを体験できる点も、MOBAというジャンルならではの奥深さといえます。
よくある疑問
ドラフトフェーズは時間がかかりすぎるのではないかという声もありますが、多くの大会ではBANやPICKにそれぞれ制限時間が設けられており、テンポよく進行するよう工夫されています。試合そのものと同じくらい、ドラフトフェーズにも見応えがある点が、MOBA系eスポーツの魅力のひとつになっています。