LCR共振回路とは?
えるしーあーるきょうしんかいろ
LCR共振回路とは、インダクタ・コンデンサ・抵抗を組み合わせ、特定の周波数で共振現象を起こす回路です。
LCR共振回路は、インダクタ(L)・コンデンサ(C)・抵抗(R)の3要素から構成される回路で、特定の周波数(共振周波数)においてインダクタンスのリアクタンスとキャパシタンスのリアクタンスが等しくなり、互いに打ち消し合う現象を利用します。
共振周波数 f₀ は f₀ = 1 / (2π√LC) で表され、LとCの値によって決まります。回路の構成により直列共振回路と並列共振回路の2種類があります。直列共振ではインピーダンスが最小となり電流が最大になります。並列共振ではインピーダンスが最大となり電流が最小になります。
共振の鋭さはQ値(クオリティファクタ)で表され、Q値が高いほど特定周波数への選択性が高くなります。主な応用分野は次のとおりです。
- ラジオやテレビの選局回路(バンドパスフィルタ)
- 無線通信のアンテナ整合回路
- 発振回路の周波数決定要素
- 電源回路のノイズフィルタ
LCR共振回路はアナログ電子工学の基礎であり、周波数選択・フィルタリング・信号発生の多くの場面で欠かせない概念です。
使い方・例文
AMラジオ受信機では、可変コンデンサを調整してLCR共振回路の共振周波数を変え、聴きたい放送局を選局します。
この用語をシェア
最終更新: