ISPSとは?
あいえすぴーえす
ISPSとは、テロや不法侵入から港湾と船舶を守るために定められた国際的な保安規則の略称です。
ISPS(International Ship and Port Facility Security Code、国際船舶・港湾施設保安規則)とは、2001年のアメリカ同時多発テロを契機に、2002年のSOLAS条約(海上人命安全条約)改正によって採択された国際的な港湾・船舶セキュリティの基準です。2004年7月に発効しました。
ISPSコードの目的は、テロリズムや密輸・不法侵入などの脅威から船舶・港湾を保護する体制を国際標準化することにあります。主な要件は以下のとおりです。
- 船舶保安計画(SSP)の策定・実施
- 船舶保安士(SSO)の任命
- 港湾施設保安計画(PFSP)の策定
- 港湾施設保安士(PFSO)の配置
- 保安レベル(1〜3)の設定と対応
日本では国土交通省が所管し、港湾管理者・船会社・フォワーダーはISPS要件への適合が求められます。保安レベルが上がると立入制限の強化・貨物検査の厳格化などの措置が取られ、物流の遅延要因にもなりえます。
ISPSコードは国際貿易のセキュリティ意識を根本から変え、港湾アクセス管理やICTを活用した追跡システムの普及を加速させました。
使い方・例文
外国の港でISPS保安レベルが2に引き上げられると、乗船者のIDチェックが厳格化され、部外者の船内立入が全面禁止になるなど、港湾作業に影響が出ます。
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