ISDB-Tとは?
あいえすでぃーびーてぃー
ISDB-Tとは、日本が開発した地上デジタルテレビ放送の伝送方式で、南米諸国でも広く採用されている国際標準規格のことです。
ISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting – Terrestrial)は、日本が開発した地上波デジタルテレビ放送の伝送方式です。「地上デジタル放送」として2003年に日本で運用が開始され、2011年にアナログ放送から完全移行しました。正式名称は「統合デジタル放送(地上波)」です。
ISDB-Tの最大の特徴は、放送帯域を13のセグメントに分割するセグメント分割伝送方式です。このうち12セグメントを高画質テレビ放送(HD放送)に使い、中央の1セグメント(ワンセグ)を携帯端末向けの低ビットレート放送に割り当てることができます。
主な技術的特徴は以下のとおりです。
- OFDM変調:マルチパス干渉(建物による反射波)に強く、都市部での受信品質が良好
- 階層伝送:画質の異なる複数サービスを同時に放送できる
- B-CASカード:有料放送・コンテンツ保護に対応
- データ放送・緊急警報放送(EWS):双方向サービスや災害警報の配信
ISDB-Tはブラジルをはじめアルゼンチン・チリ・ペルーなど南米・中米の多くの国で採用されており、「ISDB-Tb」として普及しています。欧州のDVB-TやアメリカのATSCと並ぶ世界三大地上デジタル放送規格の一つであり、日本の放送技術が国際標準に採用された代表例です。
使い方・例文
日本のテレビ受信機に記載された「地デジ対応」の表示はISDB-T対応を意味しており、ワンセグはISDB-Tの1セグメントを利用した携帯向けサービスとして普及しました。
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