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ETOPSとは?

いーとっぷす

ETOPSとは、双発エンジン機が一定の条件のもとで洋上や遠隔地を長時間飛行することを認める航空安全規定です。

ETOPS(Extended-range Twin-engine Operational Performance Standards)とは、双発(エンジン2基)の旅客機が、最寄りの適切な空港から一定時間以上離れた洋上や遠隔地を飛行することを認める国際的な航空安全基準です。

かつて双発機は、エンジン故障時に安全に着陸できる空港まで60分以内に到達できる経路しか飛行できませんでした。しかしジェットエンジンの信頼性が飛躍的に向上したことを受け、国際民間航空機関(ICAO)や各国の航空当局が条件付きで飛行範囲を拡大する規定を整備しました。「ETOPS-120」なら片エンジン停止状態で120分以内に着陸空港へ到達できる経路、「ETOPS-180」なら180分以内という形で時間が延長されます。現在では「ETOPS-240」「ETOPS-330」なども認定されており、ボーイング787やエアバスA350といった最新鋭の双発機が太平洋・大西洋横断路線に就航できるのはこの規定があるためです。

ETOPSの認定を受けるには、航空会社とその整備体制、使用する機材・エンジンがそれぞれ厳格な審査を通過する必要があります。主な要件は次のとおりです。

  • エンジンの信頼性(空中停止率)が規定値以下であること
  • 整備記録・手順の適切な管理
  • 代替空港の気象情報・燃料・医療対応の確保
  • 乗務員の訓練と資格の維持

ETOPSの普及により、3・4発機に限られていた長距離洋上路線を双発機が担えるようになり、航空会社の燃費改善・コスト削減と路線の多様化が実現しました。現代の長距離国際線の多くがETOPS認定機によって運航されています。

使い方・例文

「この太平洋横断便はETOPS-180の認定を取得した双発機で運航されており、万一片発停止しても180分以内に緊急着陸できる空港が経路上に確保されている」という形で使われます。

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