CMAFとは?
しーまふ
CMAFとは、動画のストリーミング配信を効率化するために策定された共通メディア配信フォーマットで、異なる配信規格間の互換性を高めることを目的としています。
CMAF(Common Media Application Format)は、AppleとMicrosoftが共同で提案しISOが標準化した動画・音声のストリーミング配信フォーマットです。従来の動画ストリーミングでは、HLS(HTTP Live Streaming)とDASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)という2大規格が並立しており、それぞれ異なるセグメント形式を使用していたため、コンテンツ提供者は両規格向けに別々のデータを用意する必要がありました。CMAFはこの非効率を解消するために設計されました。
CMAFの中核はMP4(ISOBMFF)をベースとした統一されたメディアセグメント形式にあります。この共通フォーマットを使うことで、HLSとDASHの両方のマニフェストから同一の動画・音声セグメントを参照できるようになり、ストレージコストや配信コストの削減が期待できます。
CMAFの主な特徴は以下の通りです。
- HLSとDASHの共通基盤として機能し、単一のセグメントで両規格に対応可能
- 「低遅延CMAF」仕様により、ライブ配信のレイテンシを数秒程度に短縮できる
- 共通暗号化(CENC)との組み合わせでDRM対応を簡素化できる
- HTTP/2やHTTP/3との親和性が高い
特に低遅延ライブストリーミングの分野での注目が高く、スポーツ中継や双方向配信など、リアルタイム性が求められる用途への普及が進んでいます。
使い方・例文
動画配信サービスがCMAFを採用すると、iPhoneユーザー向けのHLS配信とAndroidユーザー向けのDASH配信に同じ動画セグメントを使い回せるため、サーバーの保存容量と帯域コストを抑えることができます。
この用語をシェア
最終更新: