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飾り石とは?

かざりいし

飾り石とは、日本庭園において景観的・象徴的な鑑賞を主な目的として置かれる石で、形・色・質感の美しさを活かした造園要素です。

飾り石(かざりいし)とは、日本庭園において実用的な機能よりも美的・象徴的な観賞を目的として配置される石のことです。石組みのように構造的な役割を担うのではなく、その形・色・表面質感・大きさなどの美しさを主に鑑賞することを目的として選ばれ、据えられます。

飾り石として選ばれる石には、自然の力による独特の形状が求められます。以下のような特徴を持つ石が珍重されます。

  • 奇岩・怪石:風雨や水流により侵食されて生まれた独特の形の石
  • 紋様石:表面に模様や色の変化が美しく現れた石
  • 銘石:産地が明確で歴史的に評価の高い著名な石(丹波石・伊予青石・紀州石など)
  • 霊石・御神体石:信仰の対象として崇められてきた石

飾り石の配置は庭全体の構図上の要となることが多く、視点場から見た際の景観の焦点として機能します。茶庭では飾り石が茶室入口への誘いとなり、枯山水では白砂の上に置かれた飾り石が山や島を象徴する主役となります。

石の据え方(石の向き・傾き・埋め込み深さ)によって全く異なる印象を与えるため、庭師は石との対話を重ねながら据える場所と角度を決めます。良い飾り石は長い年月を経るほど苔が付き、庭に深みと歴史感をもたらします。

使い方・例文

枯山水庭園では、白砂の海に浮かぶ島に見立てた飾り石が庭の主役となり、見る角度によって異なる表情を見せます。

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