洲浜台とは?
すはまだい
洲浜台とは、州浜形(入り江状の曲線)をかたどった飾り台で、日本の宮廷文化や茶の湯において置き物や飾り物を載せるために使われる調度品です。
洲浜台(すはまだい)とは、海岸の洲浜(砂州や浜の入り江状の地形)を象った三つの弧が連なる特徴的な形の飾り台のことです。「州浜台」とも表記し、上に松・竹・梅などの飾り物や縁起物を置いて床の間や棚に飾るために用いられます。
洲浜台の起源は平安時代の宮廷文化に遡ります。蓬莱山(ほうらいさん)を象徴する飾り物を海の浜に見立てた台に乗せて、めでたい席を演出する風習があり、これが洲浜台の原型とされています。室町時代以降は書院飾りや茶の湯の道具として洗練され、正月・慶事・茶事など改まった席の飾り付けに欠かせない品となりました。
材質は木製に漆を施したものが多く、黒漆・朱漆・金蒔絵などが代表的です。台の形は三つの半円形が連なる州浜形が基本ですが、大きさや仕上げは用途や格式によって異なります。上に乗せる飾り物としては、砂で作った蓬莱山・松竹梅の作り物・縁起の良い置物などが選ばれます。
現代でも和室の正月飾りや茶席のしつらいとして用いられ、日本の季節感と祝いの文化を体現する調度品として受け継がれています。
使い方・例文
茶会の正月飾りとして、洲浜台の上に砂で小山を作り松と梅を挿した蓬莱飾りを床の間に置く演出が知られています。
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