本文へスキップ

需給均衡とは?

じゅきゅうきんこう

需給均衡とは、市場において財やサービスの需要量と供給量が一致した状態のことで、このときの価格を均衡価格と呼びます。

需給均衡(じゅきゅうきんこう、market equilibrium)とは、市場における財・サービスの需要量と供給量がちょうど一致し、価格が安定した状態を指す経済学基本概念です。この状態での価格を「均衡価格」、取引量を「均衡取引量」と呼びます。

需給均衡の仕組みは、需要曲線と供給曲線の交点として視覚的に表されます。価格が均衡より高すぎると供給過剰(売れ残り)が発生し、売り手は価格を下げようとします。逆に価格が低すぎると需要超過(品不足)が生じ、買い手が競合して価格が上昇します。こうした価格メカニズムを通じて、市場は自然に均衡点へ向かう力が働くとされています。これをアダム・スミスが提唱した「見えざる手」による資源配分とも関連づけて説明されます。

需給均衡に影響を与える主な要因は以下のとおりです。

  • 需要側:消費者の所得・嗜好の変化、代替財・補完財の価格変動、将来価格への期待
  • 供給側:生産コスト・技術革新の変化、原材料価格、生産者数の増減
  • 外部要因:自然災害・政策変更・国際的な需給変動

需給均衡は静的な概念であり、現実の市場は常に均衡に向かいながらも動的に変化し続けています。また、独占・情報の非対称性・外部性などが存在する場合は市場が均衡しても社会的に最適な資源配分が達成されないこと(市場の失敗)もあり、そのような場面での政府介入の根拠となっています。需給均衡の概念はミクロ経済学の根幹をなし、価格設定・政策分析・経済予測など幅広い場面で応用されています。

使い方・例文

農産物の豊作で供給量が急増した場合、価格が均衡価格以下に下がる圧力がかかり、需要が増えるか供給が抑制されるまで需給均衡が崩れた状態が続きます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語