造山運動とは?
ぞうざんうんどう
造山運動とは、地球の内部エネルギーによってプレートが衝突・圧縮されることで地殻が大規模に変形・隆起し、山脈が形成される地質学的プロセスです。
造山運動(Orogeny)とは、地球のプレートテクトニクスにより地殻が水平方向の強い圧縮力を受け、断層・褶曲(しゅうきょく)・火成活動などを経て山岳地帯が形成される一連の地質学的過程を指します。数百万年から数千万年の時間スケールで進行する大規模な地殻変動です。
造山運動が起きる主な場面は、プレートの収束境界です。大陸プレートどうしが衝突する場合(大陸衝突型)と、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む場合(沈み込み型)とでは、形成される山脈の性質が異なります。
- 大陸衝突型:インド-アジアプレートの衝突によるヒマラヤ山脈・チベット高原の形成が代表例
- 沈み込み型:太平洋プレートの沈み込みによるアンデス山脈のような火山弧を伴う山脈
地球の歴史には複数の大規模造山運動が記録されています。古生代のカレドニア造山運動・ヘルシニア(バリスカン)造山運動、中生代以降のアルプス・ヒマラヤ造山運動などが有名で、それぞれの時代の地層や変成岩として証拠が残されています。日本列島も太平洋プレートの沈み込みに伴う造山活動の産物です。
造山運動は気候変動・海水準変動・生物の進化とも深く連動しており、地球科学において地史を理解する上で欠かせない概念です。
使い方・例文
地理・地学の授業でヒマラヤやアルプスの成因を説明する場面、または地質図を読む際に変成帯や断層の分布を解釈する文脈で登場します。
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