通し柱とは?
とおしばしら
通し柱とは、木造建築において複数階にわたって一本の木材で構成される柱で、建物の構造的な強度と安定性を高める重要な部材です。
通し柱(とおしばしら)とは、木造建築において2階建て以上の建物の土台から桁(けた)まで、複数の階をまたいで一本の木材で通した柱のことです。各階の床面で分断されず、連続した一材で構成されるため、建物全体の剛性を高め、地震や風に対する耐力を向上させます。
通し柱の役割は主に以下の点にあります。
通し柱は一般的に建物の四隅(隅柱)と主要な構造上の要所に配置されます。2階以上の柱で1階と2階が別材になるものは「管柱(くだばしら)」と呼ばれ、通し柱と区別されます。通し柱は長い一本材が必要なため、質の高い木材が求められ、従来はヒノキやスギの大径木が用いられてきました。
現代の在来軸組工法においても通し柱は建築基準法で規定された配置基準があり、建物の耐震性確保に欠かせない存在です。木材の乾燥収縮による割れが生じやすいという課題もあり、集成材や乾燥材の使用が進んでいます。
使い方・例文
木造2階建て住宅を建てる際、建物の四隅には1階から2階まで一本の柱が貫く通し柱が用いられ、地震時の建物のねじれや傾きを防ぐ役割を果たします。
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