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逆イールドとは?

ぎゃくいーるど

逆イールドとは、短期国債利回りが長期国債の利回りを上回る異常な金利逆転現象のことです。

通常、資金を長期間貸し出す場合は不確実性やインフレリスクが高いため、長期債の利回りは短期債よりも高くなります。この正常な状態を「順イールド」と呼ぶのに対し、その関係が逆転して短期金利が長期金利を上回る状態を逆イールド(逆イールドカーブといいます。

逆イールドが発生する背景には、中央銀行によるインフレ抑制を目的とした急激な政策金利の引き上げがあります。短期金利は政策金利の影響を強く受けるため、利上げ局面では短期債の利回りが急上昇します。一方、長期債の利回りは将来の景気後退や利下げ転換への期待を織り込み、あまり上昇しないか逆に低下することがあります。

逆イールドは景気後退の先行指標として広く知られており、特に米国の2年債と10年債の利回り差がゼロを下回ると、過去にはほぼ例外なく12〜24か月以内に景気後退が訪れたとされます。ただし、逆イールドが発生しても実際に景気後退が起こらない場合や、時間差が異なる場合もあるため、単独の指標として過信するのは禁物です。

投資家や金融機関にとって逆イールドは、資金調達コストと運用利回りのサヤが縮小するため、銀行の収益圧迫要因にもなります。株式市場でもこの現象が注目される際には警戒感が高まります。

使い方・例文

米国で政策金利が急上昇した局面では、2年債の利回りが10年債を上回る逆イールドが発生し、景気後退懸念が報じられた。

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