輪伐期とは?
りんばつき
輪伐期とは、森林を一定の周期で順次伐採・更新していくための計画上の伐採間隔のことで、持続可能な林業経営の基本となる概念です。
輪伐期(りんばつき)とは、植林から伐採・再植林までの一連のサイクルを何年単位で繰り返すかを示す、林業計画上の基本的な周期のことです。「回帰年」や「伐期」とも呼ばれます。
具体的には、ある面積の森林を複数の区画に分け、毎年一定の区画ずつ伐採し、伐採後にまた植林する方式をとります。こうすることで同じ面積の森林から毎年安定的に木材を収穫しながら、森林全体としては常に樹木が維持される「持続的循環」を実現できます。
輪伐期の長さは樹種・用途・気候・地形によって大きく異なります。
- スギ・ヒノキなどの針葉樹用材:30〜60年程度が一般的
- 広葉樹の薪炭林:10〜30年程度と比較的短い
- 大径材の生産を目指す場合:60〜100年以上に設定することもある
輪伐期が短すぎると木材の品質や材積が不十分になり、長すぎると過熟・倒木リスクが増して収量が落ちます。また、生物多様性の観点から過度な短伐期が問題視されることもあり、経済性と生態系保全のバランスが求められます。日本の国有林でも輪伐期を定めた森林施業計画が策定・運用されています。
使い方・例文
「このスギ林は50年輪伐期で管理されており、毎年2ヘクタールずつ伐採・再植林を繰り返している」というように、森林計画の説明で使われます。
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