超音波診断装置とは?
ちょうおんぱしんだんそうち
超音波診断装置とは、人体に害のない高周波の音波(超音波)を体内に当て、その反射波を画像化して臓器や血流の状態を調べる医療機器です。
超音波診断装置は、人の耳には聞こえない2MHz〜20MHzほどの高周波音波(超音波)を体表に当て、臓器や組織との境界面で反射してくるエコー信号をリアルタイムに映像化する診断機器です。一般に「エコー検査」や「超音波エコー」とも呼ばれます。
装置の基本的な仕組みは、プローブ(探触子)と呼ばれるセンサーが超音波を発射し、体内で反射した超音波を同じプローブで受信して電気信号に変換、コンピュータが距離と強度を計算して断層画像(Bモード画像)を生成するというものです。X線と異なり放射線を使わないため、妊婦や乳幼児への繰り返し使用が可能な点が大きな特徴です。
用途は非常に幅広く、主な使用場面には以下があります。
- 産科:胎児の発育確認・羊水量の評価・出生前診断補助
- 腹部:肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓の腫瘤や結石の確認
- 循環器:心臓の弁の動きや心機能の評価(心臓超音波・心エコー)
- 乳腺・甲状腺:しこりの性状鑑別
- 整形外科・救急:筋肉・腱の損傷評価や胸腹部外傷のスクリーニング
近年は装置の小型化・高解像度化が進み、ポータブル型やスマートフォン接続型も登場しています。ドップラー機能を使えば血流の速度や方向も可視化でき、循環器疾患の診断精度向上に貢献しています。
使い方・例文
妊娠中の健診でお腹にゼリーを塗り、プローブを当てて胎児の様子を確認する検査が超音波診断装置の代表的な使われ方です。救急外来では腹部への外傷直後に内出血の有無を素早く確認するためにも使われます。
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