豊田佐吉とは?
とよださきち
豊田佐吉とは、自動織機を発明し、トヨタグループの礎を築いた日本の発明家・実業家です。
豊田佐吉(とよだ さきち、1867〜1930年)は、静岡県(旧遠江国)出身の発明家・実業家です。「発明王」とも称され、繊維産業の近代化に貢献するとともに、後のトヨタ自動車グループへと続く企業体の創業者として日本の産業史に大きな足跡を残しています。
幼少期から手先が器用で機械に関心が強かった佐吉は、母親が手機(てばた)で苦労する姿を見て、織機の改良を志します。独学で研究を重ね、1890年代から次々と改良型の織機を発明・特許取得していきます。中でも1924年に完成した豊田式自動織機G型は、縦糸が切れたり横糸がなくなったりすると自動的に停止する「自働停止装置(ニンベンのある自働化)」を備えており、不良品の自動検知という画期的な機能を持っていました。
この「自働化(Jidoka)」の考え方は、後にトヨタ生産方式(TPS)の二本柱の一つとなり、品質管理の根幹思想として世界に広まります。
1918年には豊田紡織を、1926年には豊田自動織機製作所(現・豊田自動織機)を設立しました。自動織機の英国プラット・ブラザーズへの特許売却で得た資金は、息子の豊田喜一郎による自動車事業(後のトヨタ自動車)の開発資金に充てられました。佐吉は生涯に84件の特許・実用新案を取得しており、その不屈の発明精神は今もトヨタグループの企業理念に受け継がれています。
使い方・例文
「豊田佐吉が確立した自働化の思想は、現代のトヨタ生産方式における品質管理の原点となっている」という文脈で登場します。
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