藤森照信とは?
ふじもりてるのぶ
藤森照信とは、日本近代建築史の研究者として知られる一方、独自の「草屋根」や「焼き杉」を用いた個性的な建築作品でも注目される建築家・建築史家です。
藤森照信(1946年〜)は、長野県生まれの建築史家・建築家です。東京大学大学院で建築史を専攻し、同大学の生産技術研究所教授などを歴任しました。日本近代建築の歴史的調査と記録に長年取り組み、「建築探偵」という言葉を世に広めたことでも知られています。
建築史研究者としては、明治から昭和にかけての西洋建築受容の歴史を丹念に調査し、多くの著作を発表しています。一方、50代から建築設計活動にも本格的に乗り出し、その作風は既存の建築様式に収まらない独創的なものです。主な特徴として以下が挙げられます。
- 屋根や外壁に草・苔・土などの自然素材を用いる「草屋根」「土壁」
- 焼き杉板を外装に使用した黒褐色の外観
- 丸太の柱を露出させたプリミティブな構造表現
- 建物の上に木が生える「樹上建築」的なコンセプト
代表作には「タンポポハウス」「ニラハウス」「高過庵(たかすぎあん)」などがあります。高過庵は杉の木の上に建てられた茶室として特に有名で、長野県の茅野市に現存しています。その型破りな設計と深い歴史的知見を合わせ持つ存在として、国内外で高い注目を集めています。
使い方・例文
「草屋根の建物」や「木の上の茶室」という話題で藤森照信の名前が登場します。また、日本近代建築史の文献や講義でも頻繁に引用される研究者です。
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