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藤本能道とは?

ふじもとよしみち

色絵磁器の技術を極めた昭和〜平成期の日本の陶芸家で、精緻な上絵付けにより1995年に人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定されました。

本能道(ふじもと よしみち、1919年〜1992年)は、東京出身の陶芸家です。東京美術学校(現・東京藝術大学)で陶芸を学び、卒業後は色絵磁器研究・創作に生涯を捧げました。1995年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されましたが、この認定は彼の死後に行われたものです。

藤本の作風の核心は「色絵」と呼ばれる上絵付け技法にあります。これは磁器の白い素地に釉薬をかけて本焼きした後、赤・緑・青・黄などの顔料で文様を描き、低温で再度焼き付ける技法です。藤本はこの伝統的な技法を受け継ぎながら、写実的な動植物描写と現代的な構図感覚を組み合わせた独自の世界観を切り開きました。

彼の作品の特徴として挙げられる点は次の通りです。

  • 繊細で写実性の高い草花・鳥などの文様描写
  • 伝統的な有田焼・九谷焼の表現を消化した上での独自表現
  • 白磁の清潔感を生かした余白の使い方
  • 日本画的な筆致を陶磁器の上に展開させた精密さ

藤本能道は東京藝術大学で教授を務め、後進の育成にも尽力しました。彼の作品は国立近代美術館や各地の美術館に収蔵されており、戦後日本における色絵磁器の第一人者として今日も高く評価されています。

使い方・例文

「藤本能道の色絵磁器は、白磁に描かれた草花や鳥の繊細な上絵付けが特徴で、美術館の所蔵品や展覧会で目にすることができる。」

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