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萩の七化けとは?

はぎのななばけ

萩の七化けとは、萩焼が使い込むにつれて色や風合いが変化していく性質を指す言葉で、萩焼の魅力を表す伝統的な表現です。

萩の七化け(はぎのななばけ)とは、山口県萩市を中心に焼かれる萩焼(はぎやき)が、長年使い続けるうちに器の色や質感が変化していく現象を表す言葉です。「七化け」という言葉は「七変化」に由来し、一器が様々に変化する様子を形容しています。

萩焼は粘土に粗い目の土を使用し、また釉薬が厚く柔らかいため、器に細かいひびや貫入(かんにゅう)が入りやすい性質を持っています。この貫入から茶・湯・酒などが少しずつ染み込むことで、白や淡いクリーム色だった器面が時間とともに飴色・黄金色・茶色へと変化し、使う人だけの独自の景色が生まれます。

七化けが起きる主なメカニズムは次の通りです。

  • 焼成時に生じる釉薬の貫入(細かいひび)から液体が浸透する
  • 茶・コーヒー・酒などのタンニンや色素が器に染み込む
  • 繰り返し使うことで染みが積み重なり、独特の色合いに変化する
  • 使用者の手の皮脂も器肌に影響を与えることがある

「一楽、二萩、三唐津」と茶人が格付けしたように、萩焼は茶の湯の世界で特別な地位を占めてきました。七化けは単なる経年劣化ではなく、使い手と器が共に育つ「育てる器」という日本の美意識の表れであり、器との対話を楽しむ文化を象徴しています。

使い方・例文

「この萩焼の茶碗は毎日使い続けて十年が経ち、萩の七化けで白から美しい飴色に変化しました」のように、萩焼の魅力や茶道具の解説で使われます。

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