船頭多くして船山に登るとは?
せんどうおおくしてふねやまにのぼる
「船頭多くして船山に登る」とは、指図する人が多すぎると、かえって物事が見当違いの方向に進んでしまうという意味のことわざです。
「船頭多くして船山に登る」は、日本語のことわざで、指導者や意見を述べる人が多すぎることで統率が乱れ、本来の目的から大きくはずれた結果になることを戒めた表現です。
本来、船頭(せんどう)は船を操る専門家ですが、その船頭が大勢いてそれぞれが勝手な指示を出すと、船は海や川を進むはずなのに山に登るという、ありえない事態に陥ってしまう、というユーモラスな比喩です。英語の「Too many cooks spoil the broth(料理人が多すぎるとスープが台無しになる)」と同じ発想のことわざとして知られています。
このことわざが示す教訓は以下の場面でよく当てはまります。
- 会議で参加者全員が異なる方向性を主張し、結論が出ない
- チームのリーダーが複数いて、指示が錯綜する
- プロジェクトに関係者が多すぎて意思決定が遅れる
組織運営や意思決定の場において、責任者を明確にし、指揮系統を一本化することの重要性を説いたことわざとして、ビジネスや日常会話でも広く引用されます。多数決や民主的な議論を否定するものではなく、最終的な舵取りをする人間を定めることの大切さを指摘しています。
使い方・例文
複数の部署が関わるプロジェクトで方向性がバラバラになったとき、「船頭多くして船山に登る、プロジェクトマネージャーを一人に絞ろう」と提案する場面で使われる。
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