総合的な学習の時間とは?
そうごうてきながくしゅうのじかん
総合的な学習の時間とは、教科の枠を超えて横断的・探究的な学習を行う、日本の学校教育に設けられた時間です。
総合的な学習の時間とは、1998〜1999年の学習指導要領改訂で新設された学習活動の時間です。国語や算数といった個別教科に分断されない横断的・総合的な課題について、児童・生徒が自ら課題を見つけ、調査・体験・議論を通じて探究する力を育てることを目的としています。小学校・中学校・高等学校(高校では「総合的な探究の時間」)に設置されています。
この時間で扱われる代表的なテーマには以下のものがあります。
- 国際理解・異文化体験
- 環境問題や自然との共生
- 情報リテラシーとICT活用
- 地域の産業・伝統・福祉への貢献
- キャリア教育・職業体験
授業の進め方はテーマの設定→情報収集→整理・分析→まとめ・表現というサイクルが基本です。グループでの話し合い、フィールドワーク、専門家へのインタビュー、プレゼンテーションなど多様な学習形態が取られます。
「ゆとり教育」の象徴的存在として批判を受けた時期もありましたが、現行の学習指導要領(2017〜2019年改訂)では「探究的な見方・考え方を働かせ、よりよく課題を解決し自己の生き方を考えていく」ことを目標に再定義されています。社会の変化に対応できる思考力・判断力・表現力の育成に欠かせない時間として位置付けられています。
使い方・例文
小学生が地域の河川の水質汚染問題をテーマに選び、現地調査・住民インタビュー・原因分析を経てポスターにまとめ発表する、というプロセスがこの時間の典型的な活用例です。
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