統制の所在とは?
とうせいのしょざい
統制の所在とは、物事の原因や結果を「自分の内側」にあると捉えるか「外側の環境や運」にあると捉えるかという、個人の心理的な傾向のことです。
統制の所在(とうせいのしょざい)は、英語で「Locus of Control(ローカス・オブ・コントロール)」と呼ばれる心理学の概念です。1950年代にアメリカの心理学者ジュリアン・ロッターによって提唱され、個人が自分の人生における出来事をどのように説明するかという認知スタイルを示します。
大きく二つのタイプに分類されます。
- 内的統制(Internal Locus of Control):成功も失敗も、自分の努力・能力・判断によるものと考える傾向。「やればできる」という信念が強い。
- 外的統制(External Locus of Control):出来事の原因を運・偶然・他者・環境など自分以外の要因に帰属させる傾向。「どうせ運次第」と考えがち。
研究では、内的統制傾向が強い人ほど、目標達成に向けた積極的な行動、ストレスへの対処能力、学業・仕事での成果が高い傾向があると報告されています。一方で、内的統制が強すぎると、失敗をすべて自己責任と捉えて過度な自己批判につながることもあります。
統制の所在は固定されたものではなく、経験や環境によって変化し得るとされており、教育やカウンセリングの場で重要視されています。自己理解を深めたり、モチベーション向上のアプローチを考える上でも活用されます。
使い方・例文
試験で良い点を取ったとき「自分が頑張ったから」と考えるのが内的統制、「問題が簡単だっただけ」と考えるのが外的統制の典型例です。統制の所在はキャリア相談や自己啓発の文脈でよく登場します。
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