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紙切りとは?

かみきり

紙切りとは、寄席などで演じられる日本の伝統的な演芸で、はさみを使って紙をその場でさまざまな形に切り出す技芸です。

紙切りは、寄席芸のひとつで、演者がはさみと色紙を使い、観客からリクエストされた題材をその場で切り抜いて見せる即興性の高い演芸です。落語漫才と並ぶ寄席の花形演目として親しまれてきました。

演者は舞台上で観客からお題を募り、「鶴」「獅子舞」「力士」「桜」など、動物・人物・植物・季節の風景など幅広いテーマをリクエストとして受け取ります。そのリクエストに応じ、ほとんど下書きなしで白い和紙や色紙をはさみで手早く切り進め、完成した切り絵作品を観客に手渡します。見事な手さばきと速さが見どころであり、作品の繊細さも見どころのひとつです。

歴史的には江戸時代から続くとされ、明治以降に寄席芸として確立されました。流派や一門によってスタイルが異なり、笑いを交えながら語りかける話術と組み合わせることで、演芸としての完成度を高めています。代表的な演者としては林家正楽師匠らが知られ、伝統を今日に伝えています。

紙切りの魅力は、即興性・スピード・精巧さが三位一体となっている点にあります。観客は自分のリクエストが目の前で形になる喜びを体験でき、完成品をそのまま持ち帰れることも人気の理由です。

使い方・例文

寄席の高座で「次のお題は何でしょう?」と演者が問いかけ、客席から「富士山!」と声が上がると、演者がはさみを走らせてあっという間に富士山の切り絵を完成させる場面が、紙切りの典型的な光景です。

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