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糸かがり綴じとは?

いとかがりとじ

糸かがり綴じとは、本の折り丁を糸で縫い合わせる伝統的な製本技術で、強度と開きやすさを兼ね備えた最高品質の綴じ方です。

糸かがり綴じとは、複数枚の紙を折り合わせた「折り丁おりちょう)」を、針と糸を使って一丁ずつ縫い合わせていく製本方法です。最終的にすべての折り丁を連結し、背の部分を糊で固定して仕上げます。

この技法の最大特徴耐久性の高さです。ページが糸によって物理的に繋がっているため、長年の使用や繰り返しの開閉に対しても綴じが緩みにくく、ページが脱落しにくいという利点があります。また、本を180度近くまで完全に開くことができるため、見開きのページが読みやすいという実用的なメリットもあります。

糸かがり綴じには主に以下のような種類があります。

  • 本かがり(ホンカガリ): 最も一般的な糸かがりで、折り丁を一丁ずつかがり合わせる基本形
  • あじろ綴じ: 折り丁の背に切り込みを入れ、糸を通す半かがり方式
  • コプト綴じ: 背が露出したまま仕上げる装飾性の高い方式

辞典・聖書・手帳・高級な画集など、長期間にわたって繰り返し参照される書籍に多く採用されており、現代でも上製本(ハードカバー)の最高品質な製本方式として評価されています。コスト面では接着剤だけで固定する無線綴じより高くなりますが、品質・耐久性を重視する出版物では欠かせない技術です。

使い方・例文

百科事典や高品質な手帳などで糸かがり綴じが採用されており、何年も毎日使っても背割れしにくいため、ヘビーユーザーに好まれます。

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