直接法キャッシュ・フローとは?
ちょくせつほうきゃっしゅふろー
営業活動によるキャッシュ・フローを、現金の収入と支出を総額で直接示す方法で表示するキャッシュ・フロー計算書の作成方式です。
直接法キャッシュ・フローとは、キャッシュ・フロー計算書における営業活動の区分を、現金の主要な収入項目と支出項目をそれぞれ総額で列挙することで表示する方法です。間接法と対比される概念です。
直接法では、営業活動によるキャッシュ・フローの内訳として次のような項目が直接示されます。
これに対して間接法は、税引前当期純利益を出発点として、非現金項目(減価償却費など)や運転資本の増減を調整することでキャッシュ・フローを算出します。間接法の方が作成が容易なため、日本の上場企業では間接法が主流です。
直接法の利点は、現金の流れが直感的にわかりやすく、資金繰りの実態を把握しやすい点です。IFRSや米国基準でも直接法は推奨されていますが、作成に手間がかかるため普及は限定的です。なお、直接法を採用する場合でも、純利益と営業キャッシュ・フローの調整表を別途注記する必要があります。
使い方・例文
中小企業の資金繰り管理や、銀行融資の審査で現金収支の透明性を示す際に直接法のキャッシュ・フロー計算書が活用されます。「顧客からの現金収入:500万円」のように具体的な資金の動きが一目でわかります。
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