疥癬虫とは?
かいせんちゅう
疥癬虫とは、ヒゼンダニとも呼ばれる微小なダニの一種で、ヒトや動物の皮膚に寄生して疥癬(かいせん)という激しいかゆみを伴う皮膚病を引き起こします。
疥癬虫(かいせんちゅう)は、学名をSarcoptes scabiei(サルコプテス・スカビエイ)といい、ヒゼンダニ科に属する非常に小さなダニです。体長は約0.2〜0.4ミリメートルほどで、肉眼での観察は困難です。
疥癬虫は宿主(人間や動物)の皮膚の角質層に穴を掘って寄生し、産卵・孵化を繰り返します。雌が皮膚内に掘るトンネル(疥癬トンネル)は数センチメートルに及ぶことがあります。この寄生によって引き起こされる皮膚感染症が「疥癬」です。
疥癬の主な症状と特徴は以下の通りです。
- 激しいかゆみ:特に夜間に増強する
- 小さな赤い丘疹(ブツブツ)や水疱が手指の間・手首・腋の下などに現れる
- 感染力が強く、寝具や衣類を通じても感染する
- 免疫力の低下した人では「ノルウェー疥癬(角化型疥癬)」という重症型になることがある
治療にはイベルメクチン(内服薬)やフェノトリン・クロタミトン(外用薬)などが用いられます。介護施設や医療機関での集団感染が問題になることがあり、感染者の衣類・寝具の熱処理や同室者への予防的対応が重要です。
使い方・例文
介護施設で入居者の一人に疥癬が確認された場合、疥癬虫は直接接触や寝具を通じて他の入居者・介護スタッフに広がる可能性があるため、速やかな隔離と集団検査が求められます。
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