火山泥流とは?
かざんでいりゅう
火山泥流とは、火山噴火や降雨によって火山灰・岩石・水が混合し、急斜面を高速で流れ下る土石流の一種で、甚大な被害をもたらす火山災害です。
火山泥流(かざんでいりゅう、ラハール lahar)とは、火山体の斜面において火山砕屑物(火山灰・軽石・岩石など)と大量の水が混合し、急速に下流へ流れ下る現象です。インドネシア語の「ラハール(lahar)」が学術用語として世界的に定着しています。
火山泥流が発生する主な原因は以下のとおりです。
- 噴火に伴う火砕流・火砕サージによる積雪・氷河の急激な融解
- 噴火口湖や火口付近の湖の決壊・排水
- 降灰後の豪雨による火山灰の再移動(二次ラハール)
- 山体崩壊による大規模な土砂流動
火山泥流の流速は時速数十kmに達することもあり、コンクリートよりも密度の高い半固体状の流体として、沿道の建物・橋・農地を飲み込みながら流下します。噴火が終息した後も、大量の火山灰が山腹に残留するため、豪雨のたびに二次ラハールが繰り返し発生するという長期的な脅威があります。
歴史上の大規模な事例では、1985年のコロンビア・ネバドデルルイス火山噴火では積雪の融解による大規模なラハールがアルメロ市を埋没させ、2万人以上が犠牲になりました。日本では有珠山や雲仙普賢岳の噴火でも火山泥流が深刻な被害をもたらした記録があります。
使い方・例文
火山の近くに住む人々にとって、噴火後の大雨は二次的な火山泥流(ラハール)を引き起こす危険があるため、噴火が収まった後も長期間にわたって警戒が必要です。
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