渋沢栄一とは?
しぶさわえいいち
渋沢栄一とは、幕末から明治・大正期に活躍した日本の実業家・官僚で、約500の企業や600の社会公共事業に関わり「日本資本主義の父」と称される人物です。
渋沢栄一(1840〜1931年)は、武蔵国(現在の埼玉県深谷市)生まれの実業家・社会事業家です。農家に生まれながら学問と商才を磨き、幕末には一橋家に仕え、明治維新後は大蔵省に入省して近代日本の財政・金融制度の基礎づくりに貢献しました。
1873年に大蔵省を退官した後は実業界に転じ、日本初の民間銀行である第一国立銀行(現みずほ銀行の源流)の頭取を務めながら、数多くの企業設立・育成に携わりました。関わった企業は生涯で約500社に上り、東京ガス・東京電力・帝国ホテル・王子製紙など現代も続く企業が名を連ねます。
渋沢が重視した経営哲学は「論語と算盤」という言葉に象徴されます。道徳(論語)と経済(算盤)は対立するものではなく、両立させてこそ真の繁栄があるという考え方で、現代のESG経営やサステナビリティの先駆けとも評されます。
また、東京養育院など多くの社会福祉・教育事業にも尽力し、晩年は日米関係の改善にも努めました。2024年発行の新一万円札に肖像が採用され、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公にもなるなど、現代においても広く注目される歴史的人物です。
使い方・例文
経済学や経営の授業で「論語と算盤」の思想とともに紹介されるほか、一万円札の肖像として日常的に目にする機会も増えています。
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