洪常秀とは?
ほんさんす
洪常秀(ホン・サンス)は、韓国の映画監督で、日常的な男女関係を反復・変奏する独自の構造を持つ低予算映画を大量に発表し続ける作家です。
洪常秀(홍상수、1960年生まれ)は、韓国ソウル出身の映画監督・脚本家で、ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭、ロカルノ映画祭などで繰り返し賞を受賞している世界的に評価の高い作家映画の旗手です。
1996年のデビュー作『豚が井戸に落ちた日』以来、一貫して男女の会話・食事・飲酒・偶然の出会いといった日常の断片を素材にした映画を作り続けています。特徴的なのはその制作スタイルで、脚本をほとんど書かず、撮影当日に俳優と即興的に対話しながら場面を組み立てます。
作品の構造的な特徴として、
- 同じシーンや会話が角度を変えて繰り返される「反復と変奏」
- ズームインを多用する独特のカメラワーク
- 登場人物が酒を飲みながら本音を語るシーンの頻出
- 映画監督・俳優など映画人を主人公にする傾向
女優のキム・ミニとの共同作業が続いており、二人の私的な関係も作品と深く結びついています。年に複数本の映画を発表する旺盛な製作ペースも特徴で、ミニマルな映画言語で人間の本質を掘り下げる姿勢は、世界の映画批評家から高く支持されています。
使い方・例文
芸術映画や映画祭の文脈で洪常秀の名前は頻繁に登場し、映画批評の授業などでもその独自の映画構造が分析されます。
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