梨状筋とは?
りじょうきん
梨状筋とは、骨盤内の仙骨と大腿骨をつなぐ深層の筋肉で、股関節の外旋や安定に関わる重要な筋肉です。
梨状筋(りじょうきん、Piriformis muscle)は、骨盤の仙骨(背骨の最下部にある骨)から股関節の大転子(大腿骨の突起部)にかけて走る深層筋です。名称は断面形状がナシ(梨)に似ていることに由来します。
梨状筋の主な働きは股関節の「外旋(脚を外側に回す動作)」です。歩行・走行・方向転換など、日常的なあらゆる下肢動作で使われており、股関節の安定にも貢献しています。また、股関節を屈曲した状態では「外転(脚を外側に広げる)」にも関与します。
特に医学・健康の分野で注目されるのが「梨状筋症候群」です。梨状筋のすぐそばを坐骨神経が通過しており、梨状筋が過度に緊張・肥大すると坐骨神経を圧迫して以下のような症状を引き起こします。
- 臀部から大腿部にかけての痛みやしびれ
- 長時間の座位による痛みの増悪
- 坐骨神経痛に似た症状
デスクワークの増加や運動不足によって梨状筋の緊張が慢性化するケースが増えており、ストレッチや理学療法が治療・予防に有効とされています。スポーツ選手やランナーにも発症しやすく、臀部の痛みの原因として見落とされることもあるため、注意が必要な筋肉です。
使い方・例文
「長時間のデスクワークが続いてから臀部に痛みが出たため、梨状筋のストレッチを取り入れた」というように、腰痛・坐骨神経痛・スポーツ障害の文脈でよく登場します。
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