根津嘉一郎とは?
ねづかいちろう
根津嘉一郎は、明治・大正期に活躍した日本の実業家・鉄道王で、東武鉄道などを経営しながら古美術品の蒐集でも名高い人物です。
根津嘉一郎(ねづ かいちろう)は、1860年(万延元年)に山梨県で生まれ、1940年(昭和15年)に逝去した実業家です。明治から昭和初期にかけて鉄道事業を中心に多くの企業を経営し、「鉄道王」として名を馳せました。
山梨の商家に生まれた根津は、若くして事業の才能を発揮し、東京に出て鉄道事業に乗り出しました。東武鉄道の経営に参画してその発展に大きく貢献したほか、武蔵電気鉄道(現・東急電鉄の前身の一部)や越後鉄道など多くの鉄道会社の経営にも関わりました。また南満洲鉄道の監査役なども務め、財界の重鎮として幅広く活躍しました。
実業家として巨万の富を築くとともに、根津は生涯を通じて日本・東洋の古美術品の蒐集にも情熱を注ぎました。陶磁器・絵画・書跡・漆芸・茶道具など幅広いジャンルにわたる質の高いコレクションを形成し、文化財保護にも貢献しました。
根津の没後、その蒐集品を基に東京・南青山に根津美術館が設立され、現在でも日本有数の私立美術館として多くの来館者を集めています。国宝・重要文化財を多数所蔵する同美術館は、根津嘉一郎の文化的遺産の象徴となっています。
使い方・例文
東京の根津美術館を訪れると、館内の展示で根津嘉一郎が集めた国宝や重要文化財の数々を鑑賞することができます。
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