柄谷行人とは?
からたにこうじん
柄谷行人とは、文学批評・哲学・社会思想を横断する独自の理論で国際的な評価を得た日本の批評家・思想家です。
柄谷行人(からたに こうじん、1941年生まれ)は、兵庫県尼崎市出身の文芸批評家・哲学者・思想家です。東京大学で英文学を学び、日本近代文学の批評から出発して、カント・マルクス・ウィトゲンシュタインなどの西洋哲学との対話を通じ、独自の批評理論を構築しました。
柄谷の思想は日本の批評界にとどまらず、英語・韓国語など多くの言語に翻訳され国際的に広く読まれています。その主要な著作と概念は次のとおりです。
- 『日本近代文学の起源』(1980年)—「風景の発見」「内面の発見」などの概念で近代日本文学の成立を問い直した代表作
- 『探究』シリーズ—他者・言語・コミュニケーションをめぐる哲学的探究
- 『トランスクリティーク』(2001年)—カントとマルクスを横断する独自の社会・経済哲学
- 『世界史の構造』(2010年)—交換様式の類型論から世界史を読み解く大著
また柄谷は思想の実践として「NAM(ニュー・アソシエーショニスト・ムーブメント)」を立ち上げ、社会運動とも積極的に関わりました。2022年にはバーグルエン賞(哲学・文化賞)を受賞するなど、世界的な知識人として評価されています。文学・哲学・経済・歴史をまたぐその思想の射程は現在も広く影響を及ぼしています。
使い方・例文
「柄谷行人の『日本近代文学の起源』は、近代小説の「内面」や「風景」がいかに構築されたかを問い直した画期的な批評として文学研究の必読書となっている」という形で登場します。
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