東孝光とは?
あずまたかみつ
東孝光は、日本の建築家で、都市の過密な敷地条件を逆手に取った「塔の家」など、挑戦的な小住宅建築で知られます。
東孝光(あずま たかみつ、1933〜2015)は、日本の建築家で、都市住宅の可能性を極限まで追求した作品で知られています。大阪大学で建築を学んだ後、坂倉準三建築研究所での勤務を経て独立し、東孝光建築研究所を設立しました。
東が広く知られるきっかけとなったのは、1966年に東京・渋谷の狭小・変形敷地に建てた自邸「塔の家」です。敷地面積わずか約20平方メートルという極めて厳しい条件の中で、垂直方向にのびる塔状の住宅を設計しました。各階に一つの機能(寝室・食堂・居間など)を割り当てることで、ミニマルながら豊かな居住空間を実現したこの建物は、都市住宅の可能性を大きく広げる実験的な作品として国内外から注目を集めました。
「塔の家」は完成から半世紀以上を経た現在も、東の長男が居住する現役の住宅として存在しており、日本の建築史上の傑作として保存・継承されています。コンクリートの打ち放し仕上げと正直な構造表現は、ブルータリズムの影響も感じさせます。
東はその後も住宅を中心に多くの建築を手がけ、都市の文脈の中で建築の可能性を探り続けました。その思想と実践は日本の建築教育においても重要な事例として取り上げられています。
使い方・例文
「塔の家」は建築学科の授業で都市型狭小住宅の代表例として紹介され、東孝光の名前とともに語られます。
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