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李仲燮とは?

りちゅうしょう

李仲燮とは、日本統治時代から朝鮮戦争期の激動を生きた韓国を代表する画家で、力強い線描と鮮烈な色彩による牛の絵で知られる人物です。

李仲燮(イ・ジュンソプ、1916〜1956)は、現在の平安南道(北朝鮮)に生まれた韓国を代表する近代画家です。日本統治期の朝鮮で幼少期を過ごし、日本の文化学院に留学して絵画を学びました。留学中に日本人の山本方子(マサコ)と出会い後に結婚しています。

李仲燮の代表的なテーマは「牛」です。荒々しい筆致と原色を用いて描かれた牛の絵は、朝鮮民族の魂・力強さ・悲哀を象徴するものとして高く評価されています。また、銀紙(タバコの包み紙の裏面)に鋭い爪楊枝で線を刻み、そこに絵の具を流し込む独自の「銀紙絵」技法でも独自の表現を試みました。

朝鮮戦争(1950〜53年)の勃発により極度の貧困と離散を経験しました。妻子が日本に帰国した後は一人で韓国各地を転々とし、栄養失調や精神的苦痛から40歳で客死しました。この悲劇的な生涯が作品の強烈な生命感と対比され、韓国では「天才画家の悲劇的な死」として伝説的に語り継がれています。

現在、ソウルの国立現代美術館や各地の美術館に多くの作品が収蔵されており、韓国近現代美術史上最も重要な画家の一人として位置づけられています。

使い方・例文

韓国の美術教育や近代史の授業では、李仲燮の牛の絵が「民族の魂を描いた作品」として取り上げられることがあります。

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