本庶佑とは?
ほんじょたすく
本庶佑とは、免疫チェックポイント分子PD-1を発見し、がん免疫療法の革新をもたらしたことで2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した日本の医学者です。
本庶佑(ほんじょ たすく、1942年〜)は、京都府出身の医学者・免疫学者です。京都大学医学部を卒業後、同大学で長年研究・教育に携わり、現在は京都大学高等研究院特別教授を務めています。
本庶の最大の業績は、1992年に免疫細胞表面に存在するタンパク質「PD-1(プログラム細胞死タンパク質1)」を発見したことです。当初はその機能が十分に解明されていませんでしたが、その後の研究でPD-1が免疫の「ブレーキ」として機能し、過剰な免疫反応を抑制していることが明らかになりました。
さらに重要なことが分かります。がん細胞はこのPD-1のブレーキ機能を悪用し、免疫細胞による攻撃を回避していたのです。この仕組みの解明から、PD-1の働きをブロックして免疫細胞のがん攻撃力を取り戻す「免疫チェックポイント阻害薬」の開発につながりました。代表的な薬剤「オプジーボ(ニボルマブ)」は、従来の治療が困難だった悪性黒色腫や肺がんなど多くのがんに対して高い効果を示し、がん治療のパラダイムを転換しました。
この功績により、本庶はアメリカのジェームズ・アリソンとともに2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞しました。免疫の力でがんと闘うという新しい治療の扉を開いた業績は、医学史上に残る偉大な発見として広く認められています。
使い方・例文
がん治療の最新動向を解説する医療ニュースや書籍では、免疫チェックポイント阻害薬の話題とともに本庶佑の研究が必ず紹介される。
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