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揚水発電とは?

ようすいはつでん

揚水発電とは、電力の余剰時に水を高所に汲み上げて位置エネルギーとして蓄え、需要時に放流して発電する仕組みです。

揚水発電とは、電力需要が少ない時間帯に余った電気を使って低所の水を高所の貯水池へ汲み上げ、需要が増える時間帯に放流し水力発電を行う、蓄エネルギー型の発電方式です。

仕組みとしては、上部調整池と下部調整池の2段構成をとり、夜間など電力が余る時間帯にポンプ(モーター)として機能し揚水します。ピーク時には逆に水を流してタービンを回し電力を得ます。多くの設備ではポンプとタービンを兼ねるポンプ水車を採用しており、運転モードを切り替えることで充放電に相当する操作を行います。

揚水発電が重要視される理由のひとつは、再生可能エネルギーの普及に伴う電力系統の安定化です。太陽光や風力は発電量が変動しやすいため、余剰電力を吸収し必要時に放出できる揚水発電は、実質的な大規模蓄電池として機能します。日本では地形上、高低差のある山地が多く揚水式水力発電所の建設に適しており、全国各地に設置されています。

課題としては、揚水時と発電時でエネルギー損失が生じる点(往復効率は概ね70〜80%程度)、大規模な土木工事を要する点などがあります。しかし設備寿命が長く、出力調整が迅速であることから、電力系統の需給調整手段として引き続き重要な役割を担っています。

使い方・例文

夜間の原子力発電や再生可能エネルギーによる余剰電力を利用して揚水し、翌日の昼間の電力需要ピークに合わせて発電する、という運用が代表的な使い方です。

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