小口(こぐち)とは?
こぐち
小口とは、本を閉じたときに背の反対側に現れる、ページの断面部分のことです。
小口(こぐち)とは、製本用語で、本を閉じた状態のときに背(綴じ側)と反対に位置する、ページ断面の外側の辺のことを指します。本の三方(上・下・小口)のうちのひとつで、読者が本を手に取ったときに親指側に来る部分にあたります。
- 天金・地金・小口金:上質な書籍や聖書などでは小口に金箔を施す「金加工」が行われ、装飾性と防湿性を高めます
- 染め小口:小口を着色して装飾する技法で、辞書や事典に色別のインデックスを付ける際にも使われます
- アンカット(裁断なし):意図的に裁断を揃えず、手製本の風合いを残したもの
デジタル時代においても、小口のデザインはブックデザインの重要な要素として注目されています。近年では小口全体に絵柄を印刷した「小口絵(fore-edge painting)」が話題となることもあり、本を扇状に開いたときにだけ見える隠し絵の技法は中世ヨーロッパの装丁術に由来します。
図書館や書店での本の管理においても、小口の状態(汚れ・傷み)は本の状態を判断する目安のひとつとなっています。
使い方・例文
辞書の側面を見ると各文字の範囲が色分けされていることがありますが、これは小口を染めてインデックスとして機能させた加工の例です。
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