対句とは?
ついく
対句とは、意味や形式が対応する二つの句を並べる修辞技法で、文章や詩に均整とリズムをもたらします。
対句(ついく)とは、内容・構造・語調などが対応・対比する二つの句(文や文節)を並置する修辞技法のことです。対になる語句が意味的に対応しながら整然と並ぶことで、文章にリズムと均整の美しさが生まれます。
対句の基本的な仕組みは、「A:B」という形で、語数・品詞・意味的役割が対応するように句を組み合わせることです。たとえば「春風秋雨」(春の風:秋の雨)や「山高く水清し」(山が高い:水が清い)のように、語数・動詞・名詞などが対称的に配置されます。
対句が特に発達した文学的伝統として次のものが挙げられます。
- 漢詩・漢文:律詩や賦では対句が規則として定められており、「白日依山尽、黄河入海流」のような厳密な対句が随所に登場します。
- 和歌・俳句:日本の詩歌でも対比表現が多用されます。
- 演説・スピーチ:「花より団子」「虎穴に入らずんば虎子を得ず」など、ことわざや名言にも対句的な表現が見られます。
対句は単に美しいだけでなく、二つの概念を比較・強調する論理的な効果もあります。現代でも広告コピーや政治演説など、印象を強めたい場面で積極的に用いられる技法です。
使い方・例文
「花は咲けども散る身の悲し、雪は積もれど消える世の儚さ」のように、二つの句が語数・意味ともに対応するように並んでいる表現が対句の典型例です。
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