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実質陶冶とは?

じっしつとうや

実質陶冶とは、教育において特定の知識・技術・情報そのものを習得させることを目的とする考え方です。

実質陶冶(じっしつとうや)とは、教育の目的を「有用な知識・技能・情報の習得」に置く考え方です。対義語は「形式陶冶」であり、こちらは知識の習得よりも思考力判断力などの精神的能力の訓練を重視します。

歴史的には、ヘルバルト派の教育学において「教材の内容そのものが子どもの道徳・知性を陶冶する」という考え方が強調され、実質陶冶の重要性が説かれました。これに対してロック以来の形式陶冶論との間で長年にわたり論争が続いてきました。

現代の教育では両者は対立するものではなく、相互補完的なものとして捉えられています。たとえば、歴史の授業で歴史的事実(実質)を学びながら、同時に資料を読み解く力や批判的思考力(形式)を育てるという統合的なアプローチが主流です。

カリキュラム設計においては、何を教えるか(実質陶冶の観点)と、どのような能力を育てるか(形式陶冶の観点)のバランスをどう取るかが常に問われます。

使い方・例文

算数で九九や計算方法を確実に習得させることを重視する指導方針は、実質陶冶の考え方に基づいています。

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