天とは?
てん
「天」とは、書籍や印刷物において用紙や版面の上側の余白部分を指す印刷・製本用語です。
「天」とは、書籍・雑誌・印刷物などにおいて、ページの上側の余白部分を指す製本・印刷用語です。対義語は下側の余白を指す「地(じ)」で、左右の余白は「ノド(内側)」「小口(外側)」と呼ばれます。
本を正立させたとき空を向く面が「天」、地面に向く面が「地」と呼ばれるようになったことが語源とされています。この概念は版面設計(レイアウト)の基本要素であり、余白のバランスは読みやすさや美観に直接影響します。
製本業界では天の余白量を「天マージン」と呼び、一般的に地よりもやや狭く設定されることが多いです。書籍の体裁によってその比率は異なりますが、視覚的な安定感を保つために地の余白を天より広めにとる「底重ねレイアウト」が伝統的に好まれてきました。
また、天の小口側(上部角)を金色などに塗った「天金(てんきん)」という装飾技法もあり、辞典や聖書などの高級本に採用されています。デジタル印刷時代になっても、この用語は版面設計の基本として現場で広く使われています。
使い方・例文
本の上部を指す「天」は、製本の指示書や印刷仕様書に「天の余白を20mm確保する」といった形で記載されます。天金加工の施された辞書を開くと、小口の天側が金色に輝いているのが確認できます。
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