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大原孫三郎とは?

おおはらまごさぶろう

大原孫三郎は、大正・昭和初期に活躍した岡山の実業家・社会事業家で、大原美術館の創設や労働者福祉事業への先駆的な取り組みで知られます。

大原孫三郎(おおはら まごさぶろう、1880〜1943年)は、岡山県を拠点に活躍した明治・大正・昭和期の実業家・社会事業家です。倉敷紡績(現クラボウ)の経営者として産業界で成功を収めながら、日本の実業家としては先進的な社会事業・文化事業に多大な資産を投じたことで歴史に名を残しています。

大原の業績の中で特に知名度が高いのは、1930年に開館した大原美術館(岡山県倉敷市)の創設です。これは日本初の西洋美術を中心とした私立美術館であり、エル・グレコやモネなどヨーロッパの名画を収蔵しています。大原は画家・児島虎次郎を欧州に派遣して作品を収集させ、その成果を公開することで日本の美術振興に貢献しました。

社会事業面での先駆的取り組みも多岐にわたります。

  • 倉敷労働科学研究所(現労働科学研究所)の設立
  • 倉敷中央病院の設立による地域医療の充実
  • 農業・農村振興のための研究機関の支援
  • 労働者の生活環境改善への資金提供

大原孫三郎は、利益の社会還元・文化・福祉への投資という観点において、日本の近代実業家の中でも特異な存在です。その精神は今日のCSR(企業の社会的責任)の先駆けとも評されています。

使い方・例文

倉敷市の大原美術館を訪れるとき、あるいは日本の社会事業史を学ぶとき、その創設者・資金提供者として大原孫三郎の名前が必ず登場します。

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