変成帯とは?
へんせいたい
変成帯とは、地球内部の熱や圧力によって岩石が変成作用を受けた地域のまとまりで、プレートテクトニクスや造山運動を読み解く重要な地質構造です。
変成帯とは、広域変成作用(広い地域にわたる熱と圧力による岩石の変質)が及んだ地帯のことです。プレートの沈み込みや衝突によって岩石が地下深部に引きずり込まれたり、マグマ活動による熱を受けたりすることで、元の岩石とは異なる鉱物組合せや組織を持つ変成岩が形成されます。
変成帯の性質は、変成作用が生じた温度・圧力条件によって大きく異なります。主な分類として次のものがあります。
- 高圧低温型変成帯:沈み込み帯でプレートが急速に深部に沈降する際に形成。藍閃石(グロシュラー)や青色片岩を含む。日本では三波川変成帯が代表例
- 高温低圧型変成帯:マグマ活動に近い場所や背弧側で形成。黒雲母・珪線石・紅柱石などを含む。日本では領家変成帯が代表例
- 中圧型変成帯:中間的な条件で形成される広域変成帯
日本列島は複数の変成帯が並走しており、三波川変成帯・領家変成帯・飛騨変成帯などが有名です。変成帯の研究はプレートの沈み込み速度・古地温勾配・造山運動の歴史を解明するために欠かせません。
使い方・例文
四国を横断する三波川変成帯は高圧低温型変成帯の世界的な研究例として知られており、青色片岩などの特徴的な変成岩が分布しています。地質巡検の対象地としても重要視されています。
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