塚本快示とは?
つかもとかいじ
塚本快示とは、白磁と青白磁の清澄な美しさを追求し続けた、昭和を代表する日本の陶芸家です。
塚本快示(つかもと かいじ、1912〜1990年)は、岐阜県土岐市出身の陶芸家です。中国の宋・明時代の白磁・青白磁に深く傾倒し、その清潔で気品ある白の世界を生涯にわたって追求した作家として知られています。
地元の窯業学校で学んだのち、独自に中国陶磁の研究を重ね、白磁の美を現代的な感覚で再解釈した作品を生み出しました。余分な装飾を削ぎ落とした端正なフォルムと、光を柔らかく受け止める釉薬の質感が作品の大きな特徴です。
日展(日本美術展覧会)で活躍し、文部大臣賞など数々の賞を受賞したほか、1983年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。白磁・青白磁の分野で人間国宝の認定を受けた先駆的な存在です。
その作品は国内外の美術館・博物館に収蔵されており、シンプルでありながら深い精神性をたたえた白磁の世界は、今日においても高く評価されています。土岐市を中心とした美濃焼の産地文化の発展にも貢献した陶芸家です。
使い方・例文
陶芸展や工芸史の文脈で「日本の白磁を代表する人間国宝」として紹介されることが多く、白磁の茶碗や花器の作品写真とともに取り上げられます。
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