堤清二とは?
つつみせいじ
堤清二は、セゾングループを率いて日本の流通・文化産業を革新した実業家であり、辻井喬の筆名を持つ詩人・小説家でもあります。
堤清二(1927〜2013年)は、西武グループの創業者・堤康次郎の子として生まれ、父の事業を受け継ぎながら独自の経営哲学でセゾングループを築き上げた日本を代表する実業家です。
東京大学経済学部を卒業後、西武百貨店に入社し、1966年に社長に就任しました。以後、単なる小売業にとどまらず文化・情報・サービス産業を総合的に展開する「セゾングループ」を率い、パルコ・ロフト・ファミリーマート・インターコンチネンタルホテルなど多彩な事業を展開しました。「感性の経営」「文化資本」を重視し、消費と文化を結びつけた事業モデルは1980年代の日本社会に大きな影響を与えました。
経営面では西武百貨店のキャッチコピー「おいしい生活」(糸井重里作)に象徴されるような文化的マーケティングを推進し、都市型消費文化を牽引しました。一方で、1990年代以降はバブル崩壊による経営悪化に直面し、グループは解体・縮小を余儀なくされました。
また、「辻井喬」の筆名で詩人・小説家としても活動し、詩集や小説を多数発表しました。谷崎潤一郎賞など文学賞も受賞しており、ビジネスと文学の二刀流という珍しい経歴の持ち主です。経営者としての功績と文化人としての活動の両面が、現在も高く評価されています。
使い方・例文
「セゾン文化」「感性の経営」を象徴する人物として、日本のマーケティング史や流通史の授業や書籍でよく取り上げられます。
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