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吉田美統とは?

よしたみのり

吉田美統(1932〜2022)は、石川県出身の陶芸家で、九谷焼の釉裏金彩(ゆうりきんさい)の技術を確立・継承し、2001年に人間国宝に認定されました。

吉田美統(よしだみのり、1932〜2022)は、石川県能美市生まれの陶芸家です。九谷焼(くたにやき)の産地で生まれ育ち、陶芸の道を志して九谷焼の伝統技法を学びました。

吉田が生涯かけて取り組んだのは「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」という技法です。これは、素焼きした磁器に純金で文様を描き、その上から透明釉をかけて本焼きするという独自の手法で、焼成後に金が釉薬の中に封じ込められた状態になります。通常の金彩(上絵金彩)が上絵を焼成した後に金を施すのに対し、釉裏金彩は金が釉薬の下(内部)にあるため、金の輝きが釉薬越しに柔らかく上品に見えるのが特徴です。また、釉薬によって金が保護されるため、耐久性も高いとされています。

吉田は九谷焼の伝統的な色絵と釉裏金彩を組み合わせ、華やかでありながら気品のある独自の作風を確立しました。九谷の赤・青・緑・紫・黄の「五彩手(ごさいで)」を基調にした絵付けと金彩の組み合わせは、石川・金沢の工芸文化を体現するものとして高く評価されました。

2001年に「釉裏金彩」の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。石川県の工芸振興にも尽力し、九谷焼の国際的な普及に貢献した人物として知られています。

使い方・例文

「吉田美統の釉裏金彩の花瓶は、釉薬越しに浮かび上がる柔らかな金の輝きと鮮やかな色絵が調和し、石川県の伝統工芸を代表する作品として国内外の美術館に収蔵されています。」

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