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南鐐二朱銀とは?

なんりょうにしゅぎん

南鐐二朱銀とは、江戸時代中期に発行された銀貨で、金貨との交換比率を明示した日本初の計数銀貨として知られています。

南鐐二朱銀(なんりょうにしゅぎん)とは、江戸幕府が天明7年(1787年)以前に発行した銀貨で、額面として「二朱(にしゅ)」の価値を明記した計数銀貨(けいすうぎんか)です。当時、銀貨は重量によって価値を定める「秤量貨幣ひょうりょうかへい)」が一般的でしたが、南鐐二朱銀は金貨との交換比率を明示した、日本の貨幣史上画期的な銀貨でした。

「南鐐(なんりょう)」とは質の高い銀を意味する言葉で、この銀貨が高品位の銀で鋳造されたことを示しています。「二朱」とは金の二朱に相当することを意味し、8枚を持つと金一両と交換できるレートが定められていました。

南鐐二朱銀は、江戸時代の貨幣制度において東日本の金遣い地域と西日本の銀遣い地域の間の取引を円滑にする役割を果たしました。額面が明示されたことで取引の利便性が大幅に向上し、後の二分銀・一朱銀などの計数銀貨発行の先駆けとなりました。

貨幣収集(古銭)の分野では人気の高いアイテムの一つであり、楕円形の小判に似た形状に「以南鐐八片換小判一两」の文字が刻まれているのが特徴です。江戸時代の貨幣制度の転換点を示す歴史的に重要な貨幣です。

使い方・例文

江戸時代の商取引において、南鐐二朱銀8枚を持参すれば金一両と交換できると明示されており、金銀間の換算を簡便にした貨幣として流通しました。

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